“至楽”の読み方と例文
読み方割合
しらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうやって、煦々くくたる春日しゅんじつ背中せなかをあぶって、椽側えんがわに花の影と共に寝ころんでいるのが、天下の至楽しらくである。考えれば外道げどうちる。動くと危ない。出来るならば鼻から呼吸いきもしたくない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人生の至楽しらく、男子の会心事かいしんじ、これに越すはあるまい。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)