“しらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刺胳42.9%
至楽28.6%
刺絡14.3%
四楽14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば緒方の塾に居るときは刺胳しらく流行の時代で、同窓生は勿論もちろん私も腕の脈に針をして血をとったことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
人生の至楽しらく、男子の会心事かいしんじ、これに越すはあるまい。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今度病気になったのを知ってかれはまた刺絡しらく(血を出すこと)してもらって、せんのようによくなりたいと思うのであった。
ジョリクールはこれできっとなおると思った。刺絡しらくをすませて、医者はいろいろと薬剤やくざいにそえて注意をあたえた。わたしはもちろんとこの中にはいってはいなかった。
止めようと思ってもガタンガタンが四楽しらくに聞こえ、ゴドンゴドンが地謡いに聞こえて、唇自ずからふるえ、手足自ずから動き、遂に身心は恍惚として脱落し去って
謡曲黒白談 (新字新仮名) / 夢野久作(著)