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自暴自棄
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やけくそ
ふりがな文庫
“
自暴自棄
(
やけくそ
)” の例文
ガルールは一生懸命
宥
(
なだ
)
めにかかったが、
饑渇
(
きかつ
)
で
自暴自棄
(
やけくそ
)
になった九人の男は、そんな言葉を耳にもかけず、気色ばんでじりじりと詰め寄った。
ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
奴さん
自暴自棄
(
やけくそ
)
になって、もと往ったことのある
烏森
(
からすもり
)
の
待合
(
まちあい
)
へ往って、女を
対手
(
あいて
)
にして酒を飲んでいたが、それも面白くないので、十二時
比
(
ころ
)
になって
自宅
(
うち
)
へ帰ったさ
雨夜草紙
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
つまり、このままで行けば
自暴自棄
(
やけくそ
)
になるといふのである。生活の目標がないことが悲しい。
双面神
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
と水雷長のスティンゲル大尉なぞは半分
自暴自棄
(
やけくそ
)
交じりのような楽観論を述べていた。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
それ以来
自暴自棄
(
やけくそ
)
になって、毎日のように
喧嘩
(
けんか
)
ばかりして歩いていたが、そのうちに慶応四年となって、鳥羽伏見の役が起り、板垣退助が土佐の藩兵を率いて東上した。
掠奪した短刀
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
「そんなことをお聞きになるがものはありやしませんや! 誰がした彼がしたって……そんなことをなさるのは奥様に決まってまさあ!」とホセは
自暴自棄
(
やけくそ
)
半分のような
嘲
(
せせ
)
ら笑いを
泛
(
うか
)
べた。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
棄
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
“自暴”で始まる語句
自暴
自暴酒
自暴糞
自暴気味
自暴腹
自暴女
自暴駕
自暴半分