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膳夫
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かしわで
ふりがな文庫
“
膳夫
(
かしわで
)” の例文
身屋
(
むや
)
の
贄殿
(
にえどの
)
の二つの
隅
(
すみ
)
には松明が燃えていた。一人の
膳夫
(
かしわで
)
は松明の
焔
(
ほのお
)
の上で、鹿の骨を
焙
(
あぶ
)
りながら明日の運命を占っていた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
よしやその部長たる高橋朝臣は真に大彦命の後であったとしても、その部下たる
膳夫
(
かしわで
)
輩には、調理に長じた先住民の後の少からぬことを認めたい。
手長と足長:土蜘蛛研究
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
ことに日本武尊東征の際の
膳夫
(
かしわで
)
は
七掬脛
(
ななつかはぎ
)
だとある。八掬脛よりはやや短いが、これは百里に足らぬ九十九里浜の類で、やはり長髄彦の仲間として、足長族たることを示している。
手長と足長:土蜘蛛研究
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
しからば古えの膳夫には、往々にして手長・足長族の人が多かったと言わねばならぬ。大国主神国譲りの際に、
水戸神
(
みなとのかみ
)
の孫を
膳夫
(
かしわで
)
としたというのも、水に住む漁夫がこの役を勤めた習慣を示している。
手長と足長:土蜘蛛研究
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
“膳夫”の意味
《名詞》
飲食物を調理する者。
(出典:Wiktionary)
“膳夫”の解説
膳夫(かしわで)とは、宮中に仕え、大王の食膳に奉仕するトモ(伴)。
(出典:Wikipedia)
膳
常用漢字
中学
部首:⾁
16画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“膳”で始まる語句
膳
膳部
膳立
膳所
膳椀
膳拵
膳箱
膳棚
膳所藩
膳具