脇士きょうじ)” の例文
そして越えて三月中に、発願の如く釈迦牟尼むに如来とその脇士きょうじ(薬王、薬上の二菩薩)と、三尊の像が完成し荘厳しょうごん安置せられた。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
建仁元年のこと左衛門志さえもんのさかん藤原宗貞という者がその妻の惟宗の子女と共に一寺を建立し、阿弥陀を本尊にし、脇士きょうじには観音と地蔵とを安置し、事のついでをもって法然に供養を頼んだところ法然が
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これを脇士きょうじと言います。脇士に対して中央にある仏像は本尊です。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)