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能面
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おもて
ふりがな文庫
“
能面
(
おもて
)” の例文
岩窟の壁へ懸けられた、非情の
能面
(
おもて
)
さえ耳を澄まし、聴き入るような声であった。寂しい絶望した声であった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
刳
(
えぐ
)
られたように痩せ落ちた
顳顬
(
こめかみ
)
や頬、そういう輪廓を、黒い焔のような乱髪で
縁取
(
ふちど
)
り、さながら、
般若
(
はんにゃ
)
の
能面
(
おもて
)
を、黒ビロードで額縁したような顔を、ヒタと左門へ差し向けたが
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
鑿
(
のみ
)
で
能面
(
おもて
)
を
彫
(
きざ
)
んでいた。刃先がキラキラと火に光った。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“能面”の解説
能面(のうめん)は、能で用いられる仮面である。
(出典:Wikipedia)
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“能”で始まる語句
能
能登
能力
能々
能書
能代
能事
能弁
能美
能勢