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聖天町
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しょうでんちょう
ふりがな文庫
“
聖天町
(
しょうでんちょう
)” の例文
それは、田代の、いまのようにまだ役者にならない時分、
聖天町
(
しょうでんちょう
)
の油屋の次男坊だったころ毎日のようにながめた
光景
(
けしき
)
だった。
春泥
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
が、お綱はヒラリと横に避けて、近づくものを斬りとばしながら、まッしぐらに駈けだした——
今戸河岸
(
いまどがし
)
から
聖天町
(
しょうでんちょう
)
のほうへ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
岸へ上った辺は
花川戸
(
はなかわど
)
といいました。少し行くと浅草
聖天町
(
しょうでんちょう
)
です。
待乳山
(
まっちやま
)
の曲りくねった坂を登った上に聖天様の社があって、桜の木の下に碑があります。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
花川戸から、ずっと、もう一つ河岸の横町が
聖天町
(
しょうでんちょう
)
、それを抜けると
待乳山
(
まつちやま
)
です。
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
住まいは目と鼻の先浅草
聖天町
(
しょうでんちょう
)
、名人かたぎも名人かたぎでしたが、読んで字のごとく、鍔の裏と表に柿の金象眼を実際の数で千個刻みつけるために、早く仕上がって一年半、少し長引けば三カ年
右門捕物帖:20 千柿の鍔
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
▼ もっと見る
待乳山の
麓
(
ふもと
)
を
聖天町
(
しょうでんちょう
)
の方へ出ようと細い
路地
(
ろじ
)
をぬけた。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
猿若町
(
さるわかまち
)
、
聖天町
(
しょうでんちょう
)
を経て、遠く吉野町、山谷あたりから来るものばかりだった。まれには「吉原」からもかよって来た。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
五分ほどして、わたくしは、
聖天町
(
しょうでんちょう
)
のほうへ石段を下りました。そして、猿若町のほうへとあるきました。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“聖天”で始まる語句
聖天
聖天下
聖天様
聖天山
聖天樣
聖天堂
聖天子
聖天島
聖天大聖