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翠簾
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すいれん
ふりがな文庫
“
翠簾
(
すいれん
)” の例文
相馬の古御所の破れた
翠簾
(
すいれん
)
の外に大きい蝙蝠が飛んでいたなどは、確かに一段の鬼気を添えるもので、昔の画家の働きである。
薬前薬後
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
行って見ると、京都の五条家からは奉納の
翠簾
(
すいれん
)
が来てる、平田家からは蔵版書物の
板木
(
はんぎ
)
を馬に幾
駄
(
だ
)
というほど寄贈して来てるというにぎやかさサ。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
軒の
翠簾
(
すいれん
)
に、風がうごき、どこかで
女童
(
めわらべ
)
たちの笑いさざめきが流れていた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
相馬
(
そうま
)
の
古御所
(
ふるごしょ
)
の破れた
翠簾
(
すいれん
)
の外に大きい蝙蝠が飛んでいたなどは、確かに一段の鬼気を添えるもので、昔の画家の働きである。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
広間の
松韻亭
(
しょういんてい
)
は、
翠簾
(
すいれん
)
をかかげ、水を打ってあった。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
翠
漢検準1級
部首:⽻
14画
簾
漢検準1級
部首:⽵
19画
“翠”で始まる語句
翠
翠巒
翠色
翠微
翠緑
翠帳紅閨
翠紗
翠帳
翠暫
翠嵐