義太夫ぎだいふ)” の例文
女の子を一人貰つて育てゝ、今は十五になるが、後々だん/\呂昇はんのやうな娘義太夫ぎだいふにすると云つて、文樂の男太夫をとこだいふに本式の稽古をして貰つて居る。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
小六ころく義太夫ぎだいふなどをくより、うちもちでもいてつたはう勝手かつてだといふので、留守るすたのんで二人ふたりた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)