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置毒
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ちどく
ふりがな文庫
“
置毒
(
ちどく
)” の例文
そして
此
(
この
)
公生涯の裏面に、綱宗の
気遣
(
きづか
)
ふも無理ならぬ、暗黒なる事情が埋伏してゐた。それは前後二回に行はれた
置毒
(
ちどく
)
事件である。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その式日に「
置毒
(
ちどく
)
される」ということは二度、三度と耳にはいっている。初めてではない、これまでにもそういう
噂
(
うわさ
)
の立ったことはある。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
然るに井伊
掃部頭直弼
(
かもんのかみなほすけ
)
は早くより開国の意見を持せられ、正弘の措置はかばかしからざるを慨し、侍医伊沢良安をして
置毒
(
ちどく
)
せしめられ候。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
置毒
(
ちどく
)
が行われたときは、かねてうちあわせたことがあるので、自分(鳥羽)はすぐ原田どのに連絡をしたかったが、全家中に禁足の布令が出て、小者下郎までが外出をとめられたため
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
闇討ち、
置毒
(
ちどく
)
——、幾十人となく血をながし
斃
(
たお
)
れてゆくさまを、ただ主家大切という一義のために耐え忍んでまいったのです、しかしそのかいもなく、老中御評定ということになりました
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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「
置毒
(
ちどく
)
のこともですか」と新左衛門が云った。
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
毒
常用漢字
小5
部首:⽏
8画
“置”で始まる語句
置
置炬燵
置去
置土産
置床
置文
置物
置屋
置処
置目