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罅
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か
ふりがな文庫
“
罅
(
か
)” の例文
以て戦国に遠からぬ時代の人心に
愬
(
うつた
)
へたる如き、概して言へば
不自然
(
アンナチユラリズム
)
と
過激
(
ヱンサシアズム
)
とは、この時代の演劇に
罅
(
か
)
く可からざる要素なりしとぞ。
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
ヒューと
呻
(
うな
)
って、耳朶を
掠
(
かす
)
めて行くのだ、無論荒ッぽい風に伴って来るのである、私はその風を避けて面を伏せようとして、岩の
罅
(
か
)
け目に、
高根薔薇
(
アルペン・ローズ
)
が、紅を
潮
(
さ
)
して咲いているのを発見した
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
おもむろに庭樹を
瞰
(
なが
)
めて奇句を吐かんとするものは此家の老畸人、剣を
撫
(
なで
)
し時事を
慨
(
うれ
)
ふるものは蒼海、天を仰ぎ流星を数ふるものは我れ、この
三箇
(
みたり
)
一室に同臥同起して、
玉兎
(
ぎよくと
)
幾度
(
いくたび
)
か
罅
(
か
)
け
三日幻境
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
罅
漢検1級
部首:⽸
17画
“罅”を含む語句
罅隙
罅裂
裂罅
罅割
氷罅
岩罅
巖罅
氷河裂罅
罅壊
罅欠
罅痕
罅破
罅穴
罅這
罅間
裂罅割