“織糸”の読み方と例文
読み方割合
おりいと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すみのほうには、火ばさみと、木べらがあり、紡車つむぎぐるまは、腰かけの上にあがっています。窓の上の棚には、あさと、ふたかせの織糸おりいとと、ロウソクと、一たばのマッチがおいてあります。
家々で木綿機もめんばたを織っていたので、その織糸おりいとはしの方の、もうどうしても布に織れない部分、ふつうにキリシネともハタシの糸ともいって、三、四寸は切ってのけるものをもらい集めて
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)