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織娘
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おりこ
ふりがな文庫
“
織娘
(
おりこ
)” の例文
商人
(
あきゅうど
)
ですもの。あんな紙きれを、銭だといって、糸屋や
織娘
(
おりこ
)
へ払っても、先で承知するもんじゃありません。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
忰
(
せがれ
)
の
茂之助
(
ものすけ
)
を相手に
織娘
(
おりこ
)
を抱えて機屋をいたしますと、明治の始めあたりは、追々機が盛って参り
大分
(
だいぶ
)
繁昌で
親父
(
おとっさん
)
も
何
(
ど
)
うか早く茂之助に
善
(
よ
)
い女房を持たせたいと思ううち
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
家事を治めるのが
当然
(
あたりまえ
)
の処だが、如何にもその、おくのさんの家事の守りようが真実で、無駄のないようにして、
織娘
(
おりこ
)
の手当から、織上げさせてからに自分ですっかり綴糸を附けて
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その絹ハンケチの
縁
(
ふち
)
かがりや刺繍風の加工をする小工場や下受けが、全市の裏町にどれほどあったかわからない。彼女らはつまりそれの従業者なのである。一種の
織娘
(
おりこ
)
みたいなものだ。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
織
常用漢字
小5
部首:⽷
18画
娘
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“織”で始まる語句
織
織物
織田
織田信長
織部
織女
織機
織屋
織女星
織部正