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繍取
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ぬいとり
ふりがな文庫
“
繍取
(
ぬいとり
)” の例文
わたしがこの上沓に鬱金香の
繍取
(
ぬいとり
)
をさせられたのは、お前さんが鬱金香を好いているからだわ。それから。
一人舞台
(新字新仮名)
/
アウグスト・ストリンドベリ
(著)
忽然
(
こつぜん
)
川岸づたいに
駈
(
か
)
け来る一人の女がハタとわが足許に
躓
(
つまず
)
いて倒れる。
抱
(
いだ
)
き起しながら
見遣
(
みや
)
れば金銀の
繍取
(
ぬいとり
)
ある
裲襠
(
うちかけ
)
を着
横兵庫
(
よこひょうご
)
に結った黒髪をば
鼈甲
(
べっこう
)
の
櫛笄
(
くしこうがい
)
に
飾尽
(
かざりつく
)
した
傾城
(
けいせい
)
である。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
○ハンケチは
晒麻
(
さらしあさ
)
の白きを上等とす。
繍取
(
ぬいとり
)
または替り色は婦人のものなり。男子これを用る時は
気障
(
きざ
)
の限りなるべし。米国にてはきざな男折々ハンケチを
上衣
(
うわぎ
)
胸のかくしよりちよつと見せる風あり。
洋服論
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
繍
漢検準1級
部首:⽷
17画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“繍”で始まる語句
繍
繍眼児
繍眼兒
繍毬
繍仏
繍縁
繍帳
繍子
繍帷
繍房