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縊死
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くびくくり
ふりがな文庫
“
縊死
(
くびくくり
)” の例文
「凶事がある
前兆
(
しらせ
)
じゃよ、
昨夜
(
ゆうべ
)
は夢見が悪かった。早速
護摩
(
ごま
)
でも
焚
(
た
)
かせねばお邸から
縊死
(
くびくくり
)
を出してどうするものじゃ。」と
令夫人
(
おくさま
)
は大きに担ぐ。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
縊死
(
くびくくり
)
が楽だというけれどというので、いやですわ、
洟
(
はな
)
を出すのがあるといいますもの、水へはいるのが
形骸
(
かたち
)
を残さないで
一番好
(
い
)
いと思うと言いますと、そうかしら、薬を
服
(
の
)
むのは苦しいそうだね。
江木欣々女史
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「
貴下
(
あなた
)
はお邸の方かな。松の木に
縊死
(
くびくくり
)
があるで。」と巡査に
謂
(
い
)
われてまた驚き、
婆々
(
ばばあ
)
の死骸を見て三度
吃驚
(
びっくり
)
「やれ首を
縊
(
くく
)
った、松の木が。」と
慌
(
あわただ
)
しく触込んだり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“縊死”の意味
《名詞》
縊 死(いし)
(一般的には、自らの意思で)首を括って死ぬこと。
(出典:Wiktionary)
“縊死”の解説
縊死(いし、en: Hanging)とは、索状物で自重またはモノの重さにより首(頸部)が圧迫されることで、呼吸や脳の血流が阻害され、脳や臓器に回復不能な機能障害が起き(縊頸)、結果として死に至ることをいう。身体が完全に宙に浮き、全体重が索状物にかかっている場合を定型的縊首(首吊り死)、それ以外の場合を非定型的縊首という。
(出典:Wikipedia)
縊
漢検1級
部首:⽷
16画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“縊死”で始まる語句
縊死体
縊死者
縊死人
縊死自殺