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綺麗好
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きれいず
ふりがな文庫
“
綺麗好
(
きれいず
)” の例文
台所といえば黒くくすぶりてむさ苦しきように聞ゆれどもこの家の台所は妻君が自慢顔に客を連れ込むほどありて
平生
(
へいぜい
)
の
綺麗好
(
きれいず
)
きさこそと思われ、
拭掃除
(
ふきそうじ
)
も行届き
竈
(
かまど
)
も板の間も光り輝くばかり。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
綺麗好
(
きれいず
)
きな島田は、自分で
尻端折
(
しりはしお
)
りをして、絶えず
濡雑巾
(
ぬれぞうきん
)
を縁側や柱へ掛けた。それから
跣足
(
はだし
)
になって、南向の居間の
前栽
(
せんざい
)
へ出て、
草毟
(
くさむし
)
りをした。あるときは
鍬
(
くわ
)
を使って、
門口
(
かどぐち
)
の
泥溝
(
どぶ
)
も
浚
(
さら
)
った。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
綺麗好
(
きれいず
)
きの妻のまわりには、自然にこまごましたものが
居心地
(
いごこち
)
よく整えられていたし、夜具もシイツも清潔な色を
湛
(
たた
)
えていた。それらには長い病苦に耐えた時間の祈りがこもっているようだった。
美しき死の岸に
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
綺
漢検1級
部首:⽷
14画
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
“綺麗”で始まる語句
綺麗
綺麗事
綺麗首
綺麗揃