“きれいず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
清潔好50.0%
綺麗好50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生のような清潔好きれいずきな人が、よくこのむさくるしい炉辺ろばたに坐って平気で煙草がめると思われる程だ。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
清潔好きれいずきのお客のなかには気を悪くする向きもあつたが、近頃はうした事か、そんな物も余りかまはなくなつたばかしか、友達の顔を見ると、よくこんな事をいふ。
綺麗好きれいずきの妻のまわりには、自然にこまごましたものが居心地いごこちよく整えられていたし、夜具もシイツも清潔な色をたたえていた。それらには長い病苦に耐えた時間の祈りがこもっているようだった。
美しき死の岸に (新字新仮名) / 原民喜(著)