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素
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ス
ふりがな文庫
“
素
(
ス
)” の例文
記・紀の叙述と、其に書記せられなかつた以前の語部の
素
(
ス
)
の物語の語りはじめとでは、其昔と言ひ、今と言ふにも、非常な隔たりがある。
幣束から旗さし物へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
その中、仁左衛門特有の
素
(
ス
)
の心持ちが、情熱で圧せられて来ると、あの顔はあのまゝで、歌舞妓顔になつて来た。たとへば一人舞台でも、さうであつた。
戞々たり 車上の優人
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
つまり本たうの
素
(
ス
)
に還つて、更にその同時代の三十年も四十年も若い世代の姿態容貌だけならば、心ゆくまで表現が出来さうな彼であつたことに、気づいた人があつたらうか。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
“素”を含む語句
平素
素直
素性
素人
素裸
素馨
質素
素地
素振
素破
素見
素絹
素生
素描
要素
素敏
素姓
素面
素袍
素通
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