素奴しゃつ)” の例文
あおい炎の息を吹いても、素奴しゃつ色の白いはないか、袖のあかいはないか、と胴の狭間はざま、帆柱の根、錨綱いかりづなの下までも、あなぐり探いたものなれども、孫子まごこけ、僧都においては
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)