糸満いとまん)” の例文
糸満いとまん人が九州の荒磯あらいそに出没し始めると、今まで記述せられなかった色々の多彩の魚が市場に現われて、内外の魚学者を喫驚びっくりさせたという話も聴いている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
島尻しまじり糸満いとまんという漁師町りょうしまちがあります。暮し方が違うので、風俗も違い持物も違います。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
はじめは糸満いとまんの個人財産制度に感心し、そこに自分の理想を見出したように解釈した。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)