トップ
>
糸楯
ふりがな文庫
“糸楯”の読み方と例文
旧字:
絲楯
読み方
割合
いとだて
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとだて
(逆引き)
いやにしらっぱくれた
挨拶
(
あいさつ
)
をする者がありましたから、関守氏が振返って見ると、三度笠に
糸楯
(
いとだて
)
の旅慣れた男が一人、小腰をかがめている。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
雨のしょぼしょぼ降る午後の二時頃
菅笠
(
すげかさ
)
をかぶり、
糸楯
(
いとだて
)
を着て、わらじがけでとぼとぼと峠を上ると、
鬱蒼
(
うっそう
)
として頭の上に茂った椎の木の梢で、男と女の声がする。
怪談
(新字新仮名)
/
平山蘆江
(著)
藪蔭
(
やぶかげ
)
から出て来た金蔵は、
糸楯
(
いとだて
)
を背に負って、小さな箱をすじかいに肩へかけて、旅商人
体
(
てい
)
に作っていました。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
糸楯(いとだて)の例文をもっと
(5作品)
見る
糸
常用漢字
小1
部首:⽷
6画
楯
漢検準1級
部首:⽊
13画
“糸”で始まる語句
糸
糸瓜
糸屑
糸織
糸杉
糸底
糸魚川
糸口
糸巻
糸目
“糸楯”のふりがなが多い著者
平山蘆江
中里介山