“粟散辺土”の読み方と例文
読み方割合
ぞくさんへんど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その心さえ除いてしまえば、この粟散辺土ぞくさんへんどうちにも、おれほどの苦を受けているものは、恒河沙ごうがしゃかずより多いかも知れぬ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その罪でもってこの者は死刑に処せられたばかりでなく、次の世には粟散辺土ぞくさんへんどの日本という島の信州という寒い国の犬と生れ変った、ところが信州は山国でさかななどという者はないので
(新字新仮名) / 正岡子規(著)