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粗暴
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そぼう
ふりがな文庫
“
粗暴
(
そぼう
)” の例文
『数右衛門ではめずらしくない事だ。……源吾。そちにも、云い含めておいたはずではないか。ちと、あの
粗暴
(
そぼう
)
を
撓
(
た
)
め直すようにせいと』
濞かみ浪人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なるほどそこまでは気がつかなかった。山嵐は
粗暴
(
そぼう
)
なようだが、おれより
智慧
(
ちえ
)
のある男だと感心した。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
鵙屋
(
もずや
)
の夫婦は娘春琴が失明以来だんだん意地悪になるのに加えて稽古が始まってから
粗暴
(
そぼう
)
な
振舞
(
ふるまい
)
さえするようになったのを少からず案じていたらしいまことに娘が佐助という相手を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
現実に住み飽きてしまったり、現実の
粗暴
(
そぼう
)
野卑
(
やひ
)
に
愛憎
(
あいぞう
)
をつかしたり、あまりに精神の
肌質
(
きめ
)
のこまかいため、現実から追い捲くられたりした生きものであって、死ぬには、まだ生命力があり過ぎる。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
一人のやっぱり技師らしい男がずいぶん
粗暴
(
そぼう
)
な態度で壇に
昇
(
のぼ
)
りました。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
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が、彼女のやり方だけは、
鉄火
(
てっか
)
な
粗暴
(
そぼう
)
なものであった。
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
“粗暴”で始まる語句
粗暴漢
粗暴猛惡
粗暴逆心