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粕谷
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かすや
ふりがな文庫
“
粕谷
(
かすや
)” の例文
武蔵野の彼等が斗満を
訪
(
と
)
うた其年の冬、関翁は最後の出京して、翌明治四十四年の四月斗満に帰った。出京中に二度
粕谷
(
かすや
)
の
茅廬
(
ぼうろ
)
に遊びに来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
ある時
書肆
(
ほんや
)
が徳富蘆花氏の原稿を貰ひに、
粕谷
(
かすや
)
の田舎まで出掛けると、蘆花氏は
縁端
(
えんばな
)
に
衝立
(
つゝた
)
つて、大きな
欠伸
(
あくび
)
をしい/\
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
粕谷
(
かすや
)
の夫妻が千歳村に
移住
(
いじゅう
)
した其春、
好成績
(
こうせいせき
)
で小学校を卒業し、阿爺は
師範
(
しはん
)
学校
(
がっこう
)
にでも入れようかと云って居たのを、
勧
(
すす
)
めて青山学院に入れた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
女商人
(
をんなあきんど
)
はかう言つて帰つて往つた。そしてそれ以来二度と原稿を貰ひに
粕谷
(
かすや
)
の村へ出て来なくなつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
翁は其出版を見て
聊
(
いささか
)
喜
(
よろこび
)
の言を
漏
(
も
)
らしたが、五月初旬には
愈
(
いよいよ
)
死を決したと見えて、
逗子
(
ずし
)
なる老父の
許
(
もと
)
と
粕谷
(
かすや
)
の其子の許へカタミの品々を送って来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“粕谷”の解説
粕谷(かすや)は、東京都世田谷区の町名。現行行政地名は粕谷一丁目から四丁目。郵便番号157-0063。
(出典:Wikipedia)
粕
漢検準1級
部首:⽶
11画
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
“粕谷”で始まる語句
粕谷御殿
粕谷治助
粕谷市郎兵衛