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粒選
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つぶよ
ふりがな文庫
“
粒選
(
つぶよ
)” の例文
粒選
(
つぶよ
)
りの仲居たちで、たいていもう
馴染
(
なじみ
)
であったが、そのなかの一人が、保馬の顔を見てあっと声をあげ、袂でさっと顔を
掩
(
おお
)
った。
いしが奢る
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「種も
粒選
(
つぶよ
)
りであったし、日もよかったし、気分もすぐれていたし、それにここの畑土は肥えているのだ。三拍子も四拍子も揃っていたからだな。」
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
荒木勢とはいえ、あの村重の家臣とはいえ、ここまで籠城を堅持し、「城と共に」の義を捨てなかった者だけに、いわば
粒選
(
つぶよ
)
りの
剛
(
ごう
)
の
者
(
もの
)
どもであった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
駕籠だけを飛ばせ、仕出しはゆるゆる後から練って行こうという寸法、
韋駄天
(
いだてん
)
のような
粒選
(
つぶよ
)
りの若い者に担がせた五挺の駕籠は、江戸の街の
宵霜
(
よいしも
)
を踏んで
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鵠沼でもその浜はブルジョワ地帯で、青年も令嬢たちも
粒選
(
つぶよ
)
りの
洒落者
(
しゃれもの
)
揃いだったが、その中でも志津子の美しさは群を抜いているので
海浜荘の殺人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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駕籠だけを飛ばせ、仕出しはゆるゆる後から練って行こうという寸法、
韋駄天
(
いだてん
)
のような
粒選
(
つぶよ
)
りの若い者に担がせた五挺の駕籠は、江戸の街の
宵霜
(
よいしも
)
を踏んで
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
粒
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
選
常用漢字
小4
部首:⾡
15画
“粒”で始まる語句
粒
粒々
粒々辛苦
粒立
粒珠
粒子
粒革
粒餌
粒太
粒揃