“籠舁”の読み方と例文
読み方割合
かごかき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武士は声をかけられて初めてわれに返った。そこには一ちょう山籠やまかごを据えて籠舁かごかきが休んでいた。武士は一刻も早く鬼魅きみ悪い場所を離れたかった。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
言わないことか、六尺と陸尺との混線だ、すなわちこれは、このごろ江戸の市中に溢れていた諸国諸大名の陸尺、即ち籠舁かごかきの人足の転向だ。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのマホー(スペインの伊達者だてしゃ)をめかしやと言い、そのトランステヴェレノ(ローマのチベル彼岸の民)を郭外人と言い、そのハンマル(インドの籠舁かごかき)を市場人足と言い