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筆者
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わたし
ふりがな文庫
“
筆者
(
わたし
)” の例文
筆者
(
わたし
)
が知っている女では、これも、先代か先々代かの、
尾張
(
おわり
)
の殿様をまるめた愛妾、お家騒動まで起しかけた、柳橋の芸者尾張屋新吉と似ている。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
筆者
(
わたし
)
は、あの時以来、一本松へはまだ行って見ないで居る。恐れて毛並は見定めなかった、坂を駆出したのは、残った獅子だったかも知れません。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(同好の怪談は、ここでお冬さんが幽霊になって消えるのか、と
筆者
(
わたし
)
はまた思った、が、そうではなかった。)——
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
筆者
(
わたし
)
はその時、二人の酒席の
艶
(
つやや
)
かな
卓子台
(
ちゃぶだい
)
の上に、水浅黄の
褄
(
つま
)
を雪なす足袋に掛けて、片裾庭下駄を揚げた姿を見、且つ傘の
雫
(
しずく
)
の杯洗にこぼるる音を聞いた。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
筆
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“筆”で始まる語句
筆
筆蹟
筆跡
筆硯
筆太
筆法
筆頭
筆墨
筆誅
筆紙