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笹鳴
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ささな
ふりがな文庫
“
笹鳴
(
ささな
)” の例文
何といったらいいのか、
鶯
(
うぐいす
)
の
笹鳴
(
ささな
)
きみたいな美しさだ、とでもいったら君はわかってくれるであろうか。つまり、「かるみ」さ。
パンドラの匣
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
と——不意に静かに、夕風をうごかして、
笹鳴
(
ささな
)
りの音か、水の響きかとばかり、あたりへ鳴ってひろがったのは
呼子
(
よびこ
)
の笛——。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
堯
(
たかし
)
は掃除をすました部屋の窓を明け放ち、
籐
(
とう
)
の寝椅子に休んでいた。と、ジュッジュッという啼き声がしてかなむぐらの垣の蔭に
笹鳴
(
ささな
)
きの
鶯
(
うぐいす
)
が見え隠れするのが見えた。
冬の日
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
あたりの
藪
(
やぶ
)
に
笹鳴
(
ささな
)
きの声がさびしく、山屋敷の塀越しに、紅梅の花が黒く見えます。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
笹
漢検準1級
部首:⽵
11画
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
“笹”で始まる語句
笹
笹藪
笹屋
笹縁
笹子
笹野
笹紅
笹穂
笹山
笹葉