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笠間
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かさま
ふりがな文庫
“
笠間
(
かさま
)” の例文
枕山は筑波山を下って
真壁
(
まかべ
)
より更に
加波雨曳
(
かばあまびき
)
の諸山を
踰
(
こ
)
えて
笠間
(
かさま
)
の城下に赴いた。笠間の城主はこの時牧野角五郎
貞勝
(
さだのり
)
である。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
石焼の方は、
肥前
(
ひぜん
)
の影響多く、後者は
相馬
(
そうま
)
笠間
(
かさま
)
の系統だという。この土焼の方は主として雑器であるから格が一段と下るものと
見做
(
みな
)
されている。
現在の日本民窯
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
この上水井戸は、
藩祖
(
はんそ
)
長直公
(
ながなおこう
)
が、
常陸
(
ひたち
)
の
笠間
(
かさま
)
からお
国替
(
くにがえ
)
になった折に、領民のため、こうして城下の辻々に掘っておかれた有難い恩水なのじゃ。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何うもこりゃア
水戸
(
みと
)
笠間
(
かさま
)
辺までも
暴
(
あら
)
すから助けて置いては成らぬと云うので、城中の者が評議をした、ところが何うも八州は役に立たぬから早川様が押えようという事になって
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
野々市
(
ののいち
)
、
松任
(
まっとう
)
、
笠間
(
かさま
)
、
手取川
(
てとりがわ
)
——と各地の、のろし山からのろし山へ、音響の
駅伝
(
えきでん
)
となって、轟音がうけつがれ、つかのまに、非常事ありの警報が
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
稲荷神社で有名な
笠間
(
かさま
)
は、窯場のある所であります。
筑波
(
つくば
)
山を真近くに見ます。昔から雑器を焼きましたが、
徳利
(
とっくり
)
や
蓋附壺
(
ふたつきつぼ
)
などに見るべきものがあります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
笠
漢検準1級
部首:⽵
11画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“笠間”で始まる語句
笠間峠
笠間直
笠間神
笠間新治
笠間甚八
笠間長門守時朝