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笈
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おひ
ふりがな文庫
“
笈
(
おひ
)” の例文
もう遠く、行つてしまつたことゝ、おもつてゐた
笈
(
おひ
)
づるのおぢいさんが、また、やつてきたのでありました。
さがしもの
(新字旧仮名)
/
土田耕平
(著)
芭蕉の『
笈
(
おひ
)
の
小文
(
こぶみ
)
』を讀むものは、あの中に鑑眞和尚のことに關した記事を見つけるであらう。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
おろしおく
笈
(
おひ
)
になゐふる夏野かな
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
文吉は、いつさんに、そのあたたかい光の方へ
駈
(
か
)
けて行つて、岩の出鼻をまがつたとき、どんとぶつかつたものがありました。それは
笈
(
おひ
)
づるを背負うた、一人のおぢいさんでした。
さがしもの
(新字旧仮名)
/
土田耕平
(著)
その
笈
(
おひ
)
づる姿が、むかうの
岬
(
みさき
)
のはしにかくれるまで。
さがしもの
(新字旧仮名)
/
土田耕平
(著)
笈
漢検準1級
部首:⽵
10画
“笈”を含む語句
笈摺
負笈
書笈
笈埃
笈川
笈埃随筆
笈物
笈川玄智
雲笈七籖
雑笈或問
諸阿笈摩教
荷笈下向
笈負
笈笠
笈沼
笈摺草紙
笈掛岩
万笈堂
笈多
笈吊
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