“笈物”の読み方と例文
読み方割合
おいぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう言うと与次郎は、直ぐに六部の装束をし、笈物おいぶつをしょって、かねをチャンチャン叩きながら、その日のうちにぶんだい(出参)た。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この笈物おいぶつのおもりをしながら、どこかそこらで、ゆっくり休ませていただきたいんでございます、皆さんがむりやりに、わたしを馬に乗せて、踊っておいでなさろうとするが
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)