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竹柏
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なぎ
ふりがな文庫
“
竹柏
(
なぎ
)” の例文
櫟は月曜日の午前、魂の張切つた一瞬に産み落したものらしい。
竹柏
(
なぎ
)
は夕暮の歌であらう。馬酔木は折節の独り言かも知れぬ。
森の声
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
手水鉢
(
ちょうずばち
)
の向うの南天と
竹柏
(
なぎ
)
の木とにだいぶ積って、竹柏の木の方は飲み過ぎたお客のように、よろけて倒れそうになっていた。
心中
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
竹柏
(
なぎ
)
の葉を採つて歸り、稻荷山に登つた者が、杉の小枝を翳して下ると云ふ風習は古くからの事であるが、神靈と人間の靈魂とは一つに論ずる事が出來ぬと云ふならば、今一つの著しい例は
幽霊思想の変遷
(旧字旧仮名)
/
柳田国男
(著)
我が園と眺め足らはす
竹柏
(
なぎ
)
の園牡丹の花も咲きて明るき
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
竹柏
(
なぎ
)
の葉と
木蘭
(
もくれん
)
の葉の影交し月は隣の
家
(
や
)
の上に來ぬ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
竹柏
(
なぎ
)
の
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
をゆきかへる
小春日和
(
こはるびより
)
を
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
竹柏
(
なぎ
)
の葉と
木蘭
(
もくれん
)
の葉の影交し月は隣の
家
(
や
)
の上に来ぬ
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
竹柏
(
なぎ
)
の
木
(
こ
)
の間をゆきかへる小春日和を
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
竹柏
(
なぎ
)
の
老木
(
おいき
)
は、
寢
(
ね
)
おびれの
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
竹柏
(
なぎ
)
の老木は寢おびれて
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
柏
漢検準1級
部首:⽊
9画
“竹柏”で始まる語句
竹柏園
竹柏園文庫