“竪立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゆりつ40.0%
よだ40.0%
じゅりつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
声振り絞つて泣き悲み、見る/\大地の髪の毛は恐怖に一〻竪立じゆりつなし、柳は倒れ竹は割るゝ折しも、黒雲空に流れて樫の実よりも大きなる雨ばらり/\と降り出せば、得たりとます/\暴るゝ夜叉
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ひとりこの異様なる人の前にあっては、身の毛が竪立よだって動こうとしても動けないで、張り合おうとしても張り合えないで、戦慄するのみです。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
神前寺内に立てる樹も富家ふうかの庭にわれし樹も、声振り絞って泣き悲しみ、見る見る大地の髪の毛は恐怖に一々竪立じゅりつなし、柳は倒れ竹は割るる折しも
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)