“じゅりつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
樹立75.0%
竪立25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしも私が日蓮にちれんほどの偉物えらぶつであったなら、きっと私は、草木を本尊ほんぞんとする宗教を樹立じゅりつしてみせることができると思っている。私は今草木くさき無駄むだらすことをようしなくなった。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
朝倉先生に師事しつつ、塾生の立場から塾風じゅくふう樹立じゅりつ基礎固きそがために努力し、しかもしばしば田沼という大人格者に接して親しく言葉をかわしている自分を想像すると、胸がおどるようだった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
神前寺内に立てる樹も富家ふうかの庭にわれし樹も、声振り絞って泣き悲しみ、見る見る大地の髪の毛は恐怖に一々竪立じゅりつなし、柳は倒れ竹は割るる折しも
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)