童子こども)” の例文
けれど其丸い者と云うのは何だえ(大)色々と考えましたが外の品では有ません童子こどもまわ独楽こまであります
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
それから自分がほんを読んだり、他の童子こどもほんを読んだり、唱歌をしたり、嬉しがって笑ったり、怒って怒鳴どなったり、キャアキャアガンガンブンブングズグズシクシク
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それは毛巡検もうじゅんけんという者の住んでいた家で、五六年前に瘟疫はやりやまいで一家の者が死に絶えて、今では住んでいる者はないはずであるが、それでも時どき童子こどもが出てきて東西ものを買うのを見たことがあるから
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
自分の生れた時に初めて拳げたオギャア/\の声も他人の㘞地ぎやつと云つた一声も、それから自分がほんを読んだり、他の童子こどもが書を読んだり、唱歌をしたり、嬉しがつて笑つたり、怒つて怒鳴つたり
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)