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竜眼肉
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りゅうがんにく
蘭陵の酒を買わせるやら、
桂州の
竜眼肉をとりよせるやら、日に
四度色の変る
牡丹を庭に植えさせるやら、
白孔雀を何羽も放し飼いにするやら、玉を集めるやら、
錦を縫わせるやら
果物鉢は南洋風の焼物だし中には皮が
濡色をしている南洋生の
竜眼肉が入っていた。
先ず生の
菓物が四色、即ち芭蕉の実に
林檎に
蜜柑に
竜眼肉というようなもの、それから
乾した菓物が四色、それから
西瓜の種に
南瓜の種松の
実に
杏仁といって
杏の種とその四色を四
瓜子と申します。