“竜眼”のいろいろな読み方と例文
旧字:龍眼
読み方割合
りゅうがん66.7%
リュウガン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姉と私とは毎日草花をとって来ては信の前へさし、バナナや、竜眼りゅうがん肉やスーヤー(果物)や、お菓子でも何でも皆信へおそなえした。
梟啼く (新字新仮名) / 杉田久女(著)
やがて十二月に入らうといふこの氷海の孤島の公園は、ありとあらゆる熱帯らんの花ざかりである。その間に点々と、竜眼りゅうがんやマンゴーなどの果樹が、白や黄いろの花を噴水のやうにきらめかせてゐる。
わが心の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)
この木は、高さ三丈許、葉の状は箭鏃の如くにして平滑、その果は竜眼リュウガン(新村出氏の『辞苑』にその図出づ)の実に似て、熟すれば真赤になり、肉は白くして甘き汁に富む。