“立食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちぐい62.5%
たちぐ12.5%
りっしょく12.5%
ビュッフェ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
健三は昔しこの人に連れられて寄席よせなどに行った帰りに、能く二人して屋台店やたいみせ暖簾のれんくぐって、すし天麩羅てんぷら立食たちぐいをした当時を思い出した。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
学生時代に日本橋に魚河岸うおがしのあった頃、あの屋台店の鮨の立食たちぐいに始まって、東京中のうまい物を片っ端から荒し廻ったのです。
お鉢が其処そこに出してあるから、銘々に茶碗にもっ百鬼ひゃくき立食りっしょく。ソンナけだから食物しょくもつも勿論安い。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
長い廊下をブラブラ歩いて立食ビュッフェの大卓のあるところまで行くと、ラジオが〈自重して〉をくりかえしている。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)