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立食
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たちぐい
ふりがな文庫
“
立食
(
たちぐい
)” の例文
健三は昔しこの人に連れられて
寄席
(
よせ
)
などに行った帰りに、能く二人して
屋台店
(
やたいみせ
)
の
暖簾
(
のれん
)
を
潜
(
くぐ
)
って、
鮨
(
すし
)
や
天麩羅
(
てんぷら
)
の
立食
(
たちぐい
)
をした当時を思い出した。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
といったが、その年よりも、小僧も、景気のいい
立食
(
たちぐい
)
には並ばない。あたしは、すこし大きくなってから、また
訊
(
き
)
いた。
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
よろしいと我輩はしるこを附き合ったよ。
少時
(
しばらく
)
すると、大将、今度は辛いものが欲しいなと謎をかけた。我輩も悟りが早い。川口君の為めに
鮨
(
すし
)
の
立食
(
たちぐい
)
を
発起
(
ほっき
)
してやった。
好
(
い
)
いかね。
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
海賊
(
ヴァイキング
)
時代にぶんどり品を
立食
(
たちぐい
)
して大いに盗気を鼓舞した頃からの伝統に相違ない。
踊る地平線:05 白夜幻想曲
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
「
天麩羅
(
てんぷら
)
の
立食
(
たちぐい
)
なんか、ごめんだぜ。」
嵐
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
お夜食におくれて、遅く帰って来た人のお菜に、天ぷらをとりにいった女中が、岡持のふたをあけながら、近所の金持ちの主人が、
立食
(
たちぐい
)
をしていたということを
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“立食”の意味
《名詞》
立食(りっしょく)
立ったまま食べること。卓上に並べた飲食物を、各人が自由に取って食べる形式のもの。
(出典:Wiktionary)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
“立食”で始まる語句
立食場
立食食堂