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空疎
ふりがな文庫
“空疎”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くうそ
83.3%
アダ
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くうそ
(逆引き)
それにともなう
空疎
(
くうそ
)
な
饒舌
(
じょうぜつ
)
とは、どこか人をぼうっとさせるような、わきへつれて行くようなものをもっていた。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
増上寺の五重の塔を見上げたり、
伽藍
(
がらん
)
の横の松の樹を撫でて見たり、塀のそばに近づいて見たりしながら、唖は、
空疎
(
くうそ
)
に、
鈍々
(
どんどん
)
とした歩調で、御霊廟の裏へ曲がって行く。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
空疎(くうそ)の例文をもっと
(5作品)
見る
アダ
(逆引き)
其を
空疎
(
アダ
)
に聞くほど、彼はすがれきつた芝居者にはなつて居なかつた。彼は一生朗らなる人であつたと言ふ。だが其明るく
寛
(
ユタ
)
けくあつた心は、寂しい静けさの湛へられたものではなかつたか。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
空疎(アダ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“空疎”の意味
《名詞》
外見だけで内容や実質が伴わないこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
疎
常用漢字
中学
部首:⽦
12画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手
“空疎”のふりがなが多い著者
下村湖人
パウル・トーマス・マン
三木清
吉川英治
折口信夫