種豚たねぶた)” の例文
長崎辺で食用にするのは小豚ばかりだ、親は種豚たねぶたにするけれども食用にしない。小豚の肉が柔くって良いがモー一層美味いのは去勢した豚だ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
まず最初、三頭のりつぱな種豚たねぶたを買ひこみました。この三頭の親豚を資本もとでにして、四五年のうちに、五六十頭も子豚を、殖やさうといふのでした。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
種豚たねぶたは深く押しだまり棕梠の木のかがやけるもとをまためぐりたり
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
逞ましき種豚たねぶたの鼾はりつめたるが腹のちゝに沁みて響くかも
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)