“秦人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたびと66.7%
しんじん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆる秦人はたびとがその族を挙げて奴隷の境遇に落ちたというようなことも無いではなかったが、それも雄略天皇の十五年に解放せられて秦造はたのみやつこの部民となった。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
この御世に大陸から來た秦人はたびとを使つて、茨田うまらだの堤、茨田の御倉をお作りになり、また丸邇わにの池、依網よさみの池をお作りになり、また難波の堀江を掘つて海に通わし、また小椅おばしの江を掘り
主命を辱しむること、見よ、かくのごとし、既に仁恵といういずくんぞ越人えつじん秦人しんじんとを分たん、されどもこれをおきてと謂わば、また論ずるに足らざるなり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)