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秋風
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しうふう
ふりがな文庫
“
秋風
(
しうふう
)” の例文
大井
(
おほゐ
)
、
中津川
(
なかつがは
)
の諸驛を過ぎて、次第に木曾の
翠微
(
すゐび
)
に
近
(
ちかづ
)
けるは、九月も
早
(
はや
)
盡きんとして、
秋風
(
しうふう
)
客衣
(
かくい
)
に
遍
(
あま
)
ねく、虫聲路傍に
喞々
(
しよく/\
)
たるの頃なりき。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
僕はこの
一行
(
いちぎやう
)
の中に
秋風
(
しうふう
)
の舟を家と頼んだ
幇間
(
ほうかん
)
の姿を
髣髴
(
はうふつ
)
した。江戸作者の写した
吉原
(
よしはら
)
は永久に
還
(
かへ
)
つては来ないであらう。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「庭梅未落正辞家。半歳東都天一涯。此日秋風故人酒。小西湖上看荷花。」わたくしは転句に注目する。蓮は今少し早くも看られようが、
秋風
(
しうふう
)
の字を下したのを見れば、七月であつただらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“秋風”の意味
《名詞》
(あきかぜ、しゅうふう)冬の訪れを告げる秋吹く風。(秋の季語)
(しゅうふう)コオロギ。
(しゅうふう 形容動詞語幹)金に困っていること。懐がさびしいこと。江戸時代、漢学生などの隠語。
(出典:Wiktionary)
秋
常用漢字
小2
部首:⽲
9画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“秋風”で始まる語句
秋風落莫
秋風の
秋風嶺
秋風庵
秋風林
秋風楽
秋風陣
秋風蕭殺