禿)” の例文
さうして、オヨソ一月は、後から後から替つた色のが匂ひ出て、禿げた岩も、一冬のうら枯れをとり返さぬ柴木山も、若夏の青雲の下に、はでなかざしをつける。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)