神降かみおろ)” の例文
死人があるとすぐに葬るが、幾日かの後に(多くは三日)、魂分たまわかれまたは魂離たまばなれと称して、ユタを招いて神降かみおろしの式を行う。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
李傕の陣中には、巫女みこがたくさんいた。みな重く用いられ、絶えず帷幕いばくに出入りして、なにか事あるごとに、祭壇に向って、いのりをしたり、調伏ちょうぶくの火を焚いたり、神降かみおろしなどして
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人が病気になって神降かみおろしという者に考えてもらうと、水神のたたりだという場合が多いそうであります、水神様が水の上に五色の糸をて、機を織って遊んでいられるのを
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)