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碧黒
ふりがな文庫
“碧黒”の読み方と例文
読み方
割合
あおぐろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおぐろ
(逆引き)
あたりは
碧黒
(
あおぐろ
)
い波間にみえ、二匹の龍が、自分に戯れからんでくる。自分は
恐
(
こわ
)
くて、逃げもがき、もがくうちにゴク、ゴク、ゴクと水を呑んだ……。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
倉庫で働いている男や、黙って荷積みをしている人夫の姿が、時々お庄の目に
侘
(
わび
)
しく映った。
碧黒
(
あおぐろ
)
くおどんだ水には白い建物の影が浸って、荷船が
幾個
(
いくつ
)
か
桟橋際
(
さんばしぎわ
)
に
繋
(
つな
)
がれてあった。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
月はなかったが、何といううつくしい星空だろう!
碧黒
(
あおぐろ
)
い壁一めんに、銀の
鋲
(
びょう
)
を打ったような星がちかちかとかずかぎりもなく
瞬
(
またた
)
いていて、手をのばしただけで、つかみ取れそうに近かった。
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
碧黒(あおぐろ)の例文をもっと
(3作品)
見る
碧
漢検準1級
部首:⽯
14画
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
“碧”で始まる語句
碧
碧血
碧玉
碧空
碧眼
碧梧桐
碧落
碧瑠璃
碧色
碧潭
“碧黒”のふりがなが多い著者
蘭郁二郎
徳田秋声
吉川英治