砂糖水さとうみず)” の例文
そのきびしい冬がぎますと、まずやなぎ温和おとなしく光り、沙漠さばくには砂糖水さとうみずのような陽炎かげろう徘徊はいかいいたしまする。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
おまけに堆肥小屋たいひごやうらの二きれの雲は立派りっぱに光っていますし、それにちかくの空ではひばりがまるで砂糖水さとうみずのようにふるえて、すきとおった空気いっぱいやっているのです。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)