“石蹴”の読み方と例文
読み方割合
いしけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向う岸は倉庫と倉庫の間の空地に、紅殻色べんがらいろで塗った柵の中に小さい稲荷いなりと鳥居が見え、子供が石蹴いしけりしている。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ときどきその緒方という少年は何処どこまでも一しょにくっついてきて、自分の家へは帰ろうともせずに、夕方遅くまで私達と石蹴いしけりやベイごまなどをして遊んでいた。
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
たとえば石蹴いしけりなどは私などの全く知らなかった遊びだが、東京でいうチンチンモガモガ、関西でいう足ケンケンの上手じょうずな児なら、誰でもこれに参加せずにはいない。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)