“石牢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしろう66.7%
いしらう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼は残忍なる攻苦せめくい、夜は殊に寒いチベットの獄屋ひとや、日当りのない石牢いしろうの中に入れられて食物はわずかに日に一度の麦焦むぎこが
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
でも、ざんねんながら、どうすることもできない帆村と正太とは、命じられるままに、奥まったところにある深い井戸のような石牢いしろうの中につきおとされてしまった。
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いとゞ寒さのきびしきに、雪の都の高塀たかべいの、日影ひかげもらさぬ石牢いしらうに、しとねもあらぬ板の間に、こゞえちゞみつ苦しまん、友をおもへばたゞ涙
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)