“攻苦”の読み方と例文
読み方割合
せめく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼は残忍なる攻苦せめくい、夜は殊に寒いチベットの獄屋ひとや、日当りのない石牢いしろうの中に入れられて食物はわずかに日に一度の麦焦むぎこが
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それからセラ大学は閉門、ツァ・ルンバ夫婦とタクボ・ツンバイ・チョェン・ジョェも獄に下され、日々の攻苦せめくは非常なもので誠に気の毒な事であるという風説。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
日々の攻苦せめくひどいことは私が説明するまでもなくあの柳の生棒なまぼうで一日置きに三百ずつたれて居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)